石川県いけ花文化協会

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第21回総合花展金沢展

【開催日時】
前期:平成28年6月7日(火)~6月9日(木)
後期:平成28年6月10日(金)~6月12日(日)

【展示場】
金沢21世紀美術館 市民ギャラリー

専務理事
生駒 松萠(草月流・小松)
 黒い鉄のオブジェを三つ組み合わせた「直線」と、きれいな白のミツマタが描く「曲線」を織り交ぜました。ニューサイランで緑の塊を作り、カラフルな素材も取り入れました。生け花の要素である「線、色、塊」をお楽しみください。
常務理事
中村 一光(池坊・金沢)
 5~6月頃、シダが生い茂る水辺に日が差し込み、きらめく深山の風景です。シラカバ、シャレボク、ギガンジウムに、アクリルミラーの輝きを加え、造形的に表現しました。若葉のような緑色のガラス器が生きました。
常務理事
若島 翠節(池坊・野々市)
 「繋(つなが)る」をテーマに、左に立花新風体(りっかしんぷうたい)で苔むした梅や、松、ササユリ、ネコヤナギなどを生け、右はモダンに仕上げました。時代は流れても出逢(であ)う、巡(めぐ)り逢(あ)い、心のつながりを大切に、空気の新鮮さを表しました。
常務理事
日野 理敦(古流松照会・志賀)
 古流生花松照会家元杉本理照へのオマージュとして制作しました。フトイは家元が裏庭の池で長年大切に守っていたもので、石の花器は戸室石をくり貫(ぬ)いて作ったオリジナルです。今回特別に使わせてもらいました。
常務理事
上田 理碧(古流柏葉会・金沢)
 伸びやかな枝ぶりのモクレンを主にしました。花材はいつも自分で足を運び、自然に感謝して切らせていただいています。ケムリソウに黒蝶ダリア、チャセンソウの白い花、木の肌や木目。自然の生命力に満ちあふれています。
常務理事
中保 理希(古流柏葉会・金沢)
 森の中の薄暗い池の中に光が差し込み、風が静かに通り抜けていきます。池に見立てた器からナナカマドを伸ばし、光はカスミソウで表しました。レンギョウ、ソケイ、ドウダンツツジ、ナツハゼなど初夏の緑の濃淡が鮮やかです。
常務理事
市村 理優(古流華之枝会・野々市)
 廣岡紫穂理事長をしのび、白いキングプロテアとオーガスタを生けました。カクレミノの木に、赤のケムリソウ。強さの中にかわいさのある感じが好きだった先生を思います。皆で手を携え、前に進んでいきたいです。
常務理事
西 淳甫(嵯峨御流・野々市)
 1枚1メートル以上もある沖縄産のバショウの葉が手に入り、急きょメインにしました。強烈な太陽を浴びて伸び伸びと育った葉の面を強調し、シャラの細かい葉との対比を描いています。赤いヘリコニアを取り合わせました。
常務理事
蓮覚寺 光敬(草月流・金沢)
 爽やかな初夏のイメージです。大きな松かさを赤や青など色とりどりに着色しました。中心はムクゲの木です。花器に見立てた紺のアクリルの人工的な線が全体を引き締めます。絵を描くように楽しく生けました。

(順不同)

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