石川県いけ花文化協会

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第26回総合花展金沢展 特別大作 作品紹介

【開催日時】
前期:2023年5月24日(水)~26日(金)
後期:2023年5月27日(土)~29日(月)

【展示場】
香林坊大和 8階催事場

廣岡 理樹の作品
参与
廣岡 理樹(古流柏葉会・金沢)
 アジア古来の哲学である五行(木火土金水)の意味合いを筆遣いで表現した五つの掛け軸を回転するように配置しました。椿一色の彩流華は五行の「木」である風の生け方です。舟型花器も私がデザインしました。古来、曼荼羅やその前に飾られた造花、四天王の配置に類似の哲学が見られます。古いテーマを前衛の形で表すことで、文化の本質を見つめたいと思います。
前田 由翠の作品
専務理事
前田 由翠(池坊・金沢)
 池坊の立花新風体の連瓶で、新緑の季節に合うようシマフトイやアレカヤシなどを涼しげに生けました。白いアンスリウムは光を表現しています。ブルーハイビスカスをポイントに、プリンセスウツギ、ジューンベリーの実も用いました。伝統的な美意識と構造を基本としながら、現代の生活空間に合わせた流儀の花形に、今の季節を感じていただけますでしょうか。
市村 理優の作品
専務理事
市村 理優(古流華之枝会・野々市)
 実家で大切にしてきた六曲一双の屏風のうち、春から夏の景色を描いた右隻に合わせた作品です。漆塗りの桶に、庭のキンモクセイ、スモークツリー、ギガンジウム、ピンポン菊、八重のユリを生けました。茶道で使う炭斗も花器として使ってみました。伝統的な花器や輪島塗の敷板に洋風の花を豪華に合わせ、和洋が融合した美しさをお届けできればと思います。
西保 淳甫の作品
専務理事
西保 淳甫(嵯峨御流・野々市)
 半世紀以上育てる自宅のヤツデに、若い枝がすっと一本伸びているのを見つけ、中心に据えました。つややかな緑が目を引きます。支えにもヤツデを配し、キングプロテアから、赤く着色したホウキソウを上へと広げ、太陽から光が差すイメージを託しました。若い世代が伸び伸びと育ち、輝く未来につながるよう、見守り、助けるのが私たちの役目だと思っています。
蓮覚寺 光敬の作品
専務理事
蓮覚寺 光敬(草月流・金沢)
 茶道具に用いられる黒竹を立体的に構成し、赤や黄色のアクリルの三角形を合わせました。和と洋の雰囲気に中華風の花器を加え、ピンクや白のシャクヤクを生けました。貴重な海松、ホップの実、金宝樹も用い、空想の方舟、あるいは桃源郷のような現実ではない世界を表しています。皆さまの応援に感謝し、五感が喜ぶ癒やしの花でおもてなしできれば幸いです。
飯田 真寿の作品
専務理事
飯田 真寿(小原流・小松)
 樹齢を重ねた実家のアオモミジの古木の存在感を軸に、ボート型のヤシを連ねて躍動感を出し、コノテヒバの青嵐の上に大鳥が羽ばたく様を表現しました。新葉のきれいなコノテヒバはこの時期、白い花を咲かせています。グリーンネックレスの緑で天と地をつなげました。季節を瓶花に写すのは難しいですが、流儀独特の醍醐味を感じていただけるよう生けました。

(順不同)

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